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プロフィール

たか

  • 生年月日:1976/8/5
  • 仕事:研究開発
  • 座右の銘:思い立ったが吉日

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03月20日(木)

桜に恋。

先日、お香の会に参加したときのこと。その日の香のテーマは“桜”で、お香の先生が桜についてのこんなお話をしてくれた。

「昔ある外国人が、日本人は桜に恋をしているようだ、と言った」

日本人はこの季節になると、一体桜はいつ咲くだろうか、今か今かと浮き足立って気もそぞろになる。誰かと話をすれば必ず桜のことが口に出る。そして一度桜が咲いたらば、今度は花見の日の天気は大丈夫だろうか、雨が降り風が吹けば花が散ってしまいやしないだろうかと心配する。

これがまさに好きになってしまった異性に恋い焦がれているときと同じ感覚だと言う。

「いっそ桜なんて無ければこんなに思い悩むことなど無いのに」と伊勢物語で誰かが歌を詠むけれど、「いっそあの人となんて知り合わなければ、、、」と想ってしまう心境とやはり同じでしょうとのお話。

あ~、桜が咲くのが待ち遠しい。青空に満開の桜を早く見たい。
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11月20日(火)

「聞香」体験

先日、向島の百花園というお座敷で「聞香」を体験した。
香の会といって、お座敷で10人くらいが輪になって座り、香道という作法に則って、順を伏せていくつか回される香炉に入った香木の順番を当てる、といった感じのもの。お招きありがとう御座いました。

会にはテーマが決められていてこの日は「黒髪」。床の間に「黒髪」という題の生け花が飾られたお座敷で、まずは会主が踊る地唄「黒髪」の上方舞を皆で楽しむ。食事を頂き、その後に香の会が開かれた。

お香は三種類あり、香元によって黒髪の歌詞にある「黒髪」、「片袖」、「夜」を思わせる香木が選ばれている。香炉が自分に回ってきたら、作法に則りそれを鼻に近づけ、黒髪かな~、片袖かな~、夜かな~と心を無にして香りに「聞く」。参加者は筆で紙に出てきた順番を書いておき、最後に香元が三つ回した香の順を読み上げて、当たったかどうかが分かる。

会が終わる頃には部屋中が香木のいい香りに包まれていい気分でした。これを日本人は何百年も続けてきたらしい。良い体験をした。

聞香ハマりました。また参加させて頂くことにしよう。
 
05月29日(火)

増上寺 薪能

KC3A0029.jpg 26日土曜、芝の増上寺であった薪能を見てきた。先月に見た靖国神社の夜桜能はじっとして居られないほど寒かったけれど、今回はそういうこともなく快適に見られた。演目は
  • 能「楊貴妃」
  • 狂言「附子」
  • 能「石橋」
 「楊貴妃」は途中でうつらうつらと寝てしまってほとんど覚えてない。幕間に助六寿司を食べて眠気を覚ます。
 狂言「附子」はとても面白かった。この話は確か小学校のとき国語の教科書に出てきた。太郎冠者と次郎冠者が扇で「扇げ扇げ」「扇ぐぞ扇ぐぞ」とやるところを先生がテープで聴かせてくれて皆で大笑いしたのを覚えている。よくできたお話だと思った。
 「石橋」は連獅子のルーツだというので楽しみにしていた。今回のは長い演目のうち、獅子が出てきて舞う部分のみが上演されたようだった。歌舞伎でやるみたいに獅子が髪をブンブンと振り回したりはしなかったけれど、能舞台に白1、赤2の3体が舞うのはなかなか圧巻。少しだけあった地謡の歌詞はどこか耳にしたものと同じ感じだった。長唄の石橋かなぁ。
 それにしても都心の夜は喧しい。クラクション、無駄にうるさいバイク。鑑賞の間、何度上空をヘリが通ったことか。今日日の薪能は田舎で見るべきだと痛感。
 次なる観劇は国立劇場の双蝶々曲輪日記の予定。
 
04月24日(火)

素晴らしき哉 飛騨古川祭

 毎年4月19日20日に行われる地元のお祭り「飛騨古川祭」を見に帰省した。19日(木)は早退、20日(日)は休暇。舌出しサンバの練習も一休みして、車で飛んで帰った。
 古川祭がどんなに勇壮で、絢爛豪華で、心躍る素晴らしいお祭りであるかの説明は地元自治体のサイトに譲るとしよう。見所は「静と動」と言われていて、静とは「屋台曳き揃え」、動とは「越し太鼓(おこしだいこ)」のこと。
 何はともあれ、地元を離れて15年(長!)経てども、こんな素晴らしい祭があるのって誇らしいことだと思う。

<撮影:TAKA> ※クリックで拡大


越し太鼓
 19日の夜21時半からこの「越し太鼓(写真中央の太鼓が付いた櫓)」が古川町内を4時間ほどかけて回る。その間、「付け太鼓」と呼ばれる小さい太鼓が付いた丸太を越し太鼓に付けようとする者達と、それを防ごうとする越し太鼓を担ぐ者達との間に攻防が起こる。アツいです。

 この越し太鼓に跨って撥を振り下ろす役目は、街への貢献度などから選ばれし者のみがやれる一生に一度の名誉。それを今年なんと私の実兄TOMOがやってのけた(写真→)。カッコええですな~。ちなみにこの上段に構えた純白の撥は、役目を担った者が山へ入り木を切ってきて自分で削って作らなくてはならないそう。
越し太鼓に跨れる人


付け太鼓パフォーマンス
 写真の中央で空を飛んでるように見えるのは、前述の付け太鼓(丸太)を立てて、それの上で消防の出初式にようなパフォーマンスをしている人。いつも見ててすごいと思う。道路を行くちょうちんの行列に続いて、越し太鼓本体がやってくる。

 この絢爛豪華な山車のことを「屋台」と呼ぶ。町内に九台(+一台)あり、見た目もお囃子もそれぞれの特徴がある。写真先頭のからくり人形がついているのは「青龍台」という名前の屋台。高山祭の屋台と雰囲気は近い。↓の地元資料館のサイトに各屋台の詳細な説明あり。
屋台曳き揃え


三番叟台
 見た瞬間驚いた。今はこの「三番叟」という単語にとても敏感で。上で「+一台」と書いたのはこの三番叟台という名前の屋台のこと。火事で消失してしまいのぼりだけが曳き揃えに参加している。

 屋台のひとつ「白虎台」には小さな舞台が付いていて、そこで弁慶と牛若丸の子供歌舞伎が披露される。写真はその役者のうちのお二人。この武蔵坊弁慶の表情がいいね~。
子供歌舞伎


神楽台
 この「神楽台」は私の実家のある地域の屋台。鳳凰が付いた金色の太鼓が付いていて、その両側に座った烏帽子の男がご覧のように海老ゾリに仰け反ってそれを叩く。ちなみに向かって左で竜笛を吹いている烏帽子は実兄TOMO。笛も吹けて太鼓も叩けるんだったら長唄のお囃子もできちゃうんじゃないか、なんて。

 神楽台のお囃子に合わせて舞う二匹の獅子。これは見ていて楽しい。このお囃子がまたとても特徴的で、一度聴いたらしばらくはずーっと口笛で吹いちゃう。
古川町 連獅子


貴船の獅子舞
実家のお隣の地域の獅子舞。天狗とお亀、狐、ひょっとこの4人戦隊が獅子を退治するというお話の獅子舞。お囃子も舞いも子供がやっている。子供はすごいな~。このお囃子がまた特徴的で楽しくて、やっぱり一度聴いちゃうと帰り道はずーっと口笛で吹いちゃう。

 「レザボア・ドッグス」の江戸時代版リメイクができたらこんなジャケットになりそう。お祭り中は街中をご覧のような裃姿の人がたくさん行き来している。また家々は表に写真のようなちょうちんを出す。
お祭り中の人々


桜満開の古川町
 今年の古川祭はちょうど桜が満開で、天気もこれ以上ないほどの快晴。最高の二日間だった。写真は満開の桜と町内を流れる荒城川、奥に見えるのは本光寺という大きなお寺。


 前もここで同じことを書いた気がするけれど、これを地元の人たちは350年も前から当たり前のように守り続けている。これってよーく考えると本当にすごいことだと思いませんか?夜な夜な公民館に集まってお囃子や獅子舞を練習するとか、当日仕事を休むことも、家々が表にちょうちんを出すことすらも、誰かにやれと言われたからってだけの理由じゃ誰もやらないし続かない。風土とか歴史とか血がそうさせているんだと思う。そういうものを守っていくことに取り組めることがうらやましい、と地元を離れてこの歳になってやっと思うようになってきた。

 皆さん、来年の古川祭はなんと土曜日曜です。ぜひご覧あれ。
 
04月10日(火)

靖国神社奉納 夜桜能

 毎年、靖国神社の能楽堂でこの夜桜能は行われているらしい。4月3日から三連夜で行われたうちの最終日を見に行ってきた。
夜桜能2007
 靖国神社の能楽堂は野外にある。鑑賞席は、その能舞台前の広場に何本も植えられている大きなソメイヨシノの下に並べられていて、きれいな桜を見ながらが能が楽しめると言うとても春らしい催し・・・と思っていたのだけれど、東京はこの前日にはみぞれが降るほどの冷え込みで、5日当夜も真冬のような寒さだった。真冬のコートにマフラー、カイロを仕込んで観劇に臨んだ。
 能はまだ二回しか見たことがないので今回のをとても楽しみにしていた。しかし買えたのはA席。気付いたときにはもうこれしか残って無かったのだけれど、写真の通り能舞台からはもうめっちゃんこ遠いです。グランドの真ん中から教室でやってる息子の授業参観をしてるようなもんです。歌舞伎座の幕見席より遠かった気がする。イヤホンガイド必須でした。靖国の夜桜能は皆さん、S席ですよ。
 この日の演目は次の3つ。
舞囃子【花月】近藤乾之助
狂言【佐渡狐】野村万蔵、野村 萬ほか
能【小鍛冶】小倉敏克ほか
 舞囃子は席の遠さ+寒さもあって、あまり楽しめなかった。地謡の方々は、皆の見てる前で入場して終わったら同じように席を立って退場しなくちゃならないのに、もしあれで足が痺れちゃったら大変そうだ。遠くで見る限り正座イスを使ってるようには見えなかったけれどどうしてるんだろう。
 狂言「佐渡狐」は面白いお話だった。これまでに見たことがあるのはいずれも能のみの舞台だったので、狂言は今回が初めてだった。狂言師の声ってのは遠くまでよく聞こえるもんですな~。
 能「小鍛冶」は台詞のパンフを見ながらだったのでお話もよく分かり楽しめた。長唄にも同名の曲があるけれど能のこの話がルーツなのかな。話の終盤、鏡獅子に出てくる獅子のような白毛の長い髪の狐の精?が現れて、刀鍛冶の相槌を打って二人で刀を作るという幻想的な場面がある。このシーンのとき俄かに自然の風がひゅーっと吹いて桜の枝がざわざわと鳴り、精の白い髪がその風に靡いたのだが、見ていて身体がぞぞぞっとした。

 なかなか面白かった。しかし東京は何ともやかましい街だとも思った。となりの靖国通りの絶え間ない車の騒音のせいで「静寂」というものが訪れない。途中上空をバラバラバラバラとヘリコプターが二回も通っていった。東京で見る能は屋内のほうがいいかも。それでも桜がとてもきれいだしまた来年も来たいと思った。次はS席で。
 
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