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プロフィール

たか

  • 生年月日:1976/8/5
  • 仕事:研究開発
  • 座右の銘:思い立ったが吉日

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09月29日(木)

「最後の将軍ー徳川慶喜」を読んだ。

 春先から続いていた私の「新撰組ブーム」はまだ続いている。しかし新撰組に関する本を読んでいると、この幕末の時代の他のいろいろな人物が否が応でも気になってくる。その筆頭が江戸幕府15代将軍のこの「徳川慶喜」だった。(大河ドラマの「徳川慶喜」を私は見なかった)
 新撰組のストーリーに登場するこの将軍の印象はあまり良いものではない。というより悪い。この将軍は、薩長の軍勢が大阪城を攻め立てている最中に、新撰組を含む佐幕派の兵たちを全員大阪城に置き去りにして自分は船で大阪から江戸へすたこらと逃げていったのである。それを聞いた新撰組の連中はどの本でも「えっ!?」との反応である。そして慶喜は全く薩長に抵抗する意思を見せず大政奉還を行い、260年余り続いた江戸幕府による政治にピリオドを打ってしまうのである。 
 しかし今日、NHK大河ドラマの原作である司馬遼太郎の「最後の将軍ー徳川慶喜」を読み終わってみて、私が今まで持っていたこの人のイメージは全く変わった。この人は周りに踊らされるだけの自我のない軽薄な将軍などではなかったんだと分かった。どういういきさつで大阪城を捨てたのか、なぜ薩長に抗戦しなかったのか、そしてどうして大政奉還に至ったのか、よーく分かった。今朝の電車の中で、この徳川慶喜が余生を送る部分とこの世を去る最後の部分を読んだが、感情移入してちょっと目頭が熱くなった。本当に面白い本です。司馬遼太郎はすごい。
 どうやらこの本を読むと自動的に、慶喜を思い「私はこの人のために死のう」と言った坂本竜馬のことも深く知りたくなってしまうようで、「竜馬がゆく」も読まねば気が済みそうにありません。
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09月28日(水)

長唄三味線に進歩あり。

 今日自宅で三味線を練習している最中、なぜにこうも私は撥が空振りするかが分かった。
 糸を押さえる左手が無意識に棹が左に傾くのを支えていたようだ。座ってギターを弾くときに、左手でネックを握って支えながら弾いていたクセだろう。特に音を出す瞬間が問題で、左手に棹が軽く乗っかり三味線は安定しているので、胴かけに乗ってる右腕は三味線を支えることを放棄している状態で撥を打っていた。見た目の違和感は無かったが、これがいけなかった。撥を打つ右腕と三味線は一体(同じ座標系)となっていなければ、あの狭い糸三本を撥で正確に打ち分けるのが難しいのは当たり前ってもんだ。隣の船の釘をトンカチで叩くのは非常に難しいけれど、自分の船の釘なら簡単だ、とそんな感じ。そもそも左手は全く使わなくて右手だけで撥を楽に打ち続けられなければ演奏中の調子合わせができない訳で、これは基本中の基本なのだろうが私は今日までできていなかった。
 ということで今日は左手は床に置いて、右手で撥だけをしこたま打ち分ける練習を足のシビレが限界に達するまでやった。そのあとで、左手をそっと棹に添えるように「宵は待ち」を弾いてみると、今までとの違いが非常に良く分かって大変満足。
 ますます練習が楽しくなってきた。
 
09月25日(日)

大相撲千秋楽を観に行く。結果はやはり。

2005_akibasyo.jpg
優勝決定戦でシコを踏む両力士
 大相撲両国国技館へ秋場所の千秋楽を観に行った。優勝決定戦、表彰式など今まで見たことの無いものがいろいろ観られて楽しかった。
 今場所は一時、 “角界のベッカム”ことブルガリア人関脇琴欧州が全勝で、それを横綱朝青龍が2敗で追うというちょっと予想しなかった展開になったが、終わってみればやはり勝ったのは朝青龍だった。優勝決定戦にもつれ込んだとは言え、相撲内容はまったく危なげ無し。これで朝青龍は六場所連続優勝となり、大鵬に並ぶ歴代一位の記録保持者となった。そして来場所には七場所連続優勝に加えて、一年の六場所全優勝という未曾有の大記録が懸かることとなった。今場所の優勝で涙を流したこの朝青龍なら間違いなくやっちゃうな。「平成の大横綱」の代名詞は貴乃花のものであることに変わりは無いかも知れないけれど、後で記録を振り返ると朝青龍の方が目立つ存在になっていくだろうと私は思う。
 それにしても優勝決定戦が、モンゴル人対ブルガリア人ってのはどうしたものか。私の後ろに座っていた熱心な相撲ファンは「これじゃ優勝者に「日本一!」って言えないんだよねー。」と話していた。別に攘夷論を展開はしないが、せめて日本人が優勝争いに加わって欲しい。だいたい今日の大関の情けなさときたら無いってもんだ。千代大海は琴欧州に万全の相撲で寄り切られ、栃東は朝青龍に立ち合いのぶちかましでKOだった。この栃東、朝青龍の一番は、勝ち負け以上のアツい相撲を期待した分、がっくりきた。この取り組みの懸賞金は史上最高の49本で、勝った朝青龍は一瞬にして147万円ゴチである。
 来年の今頃には今日の優勝争いをした二人が東西横綱になっちゃっていそうで怖い。うーん、本当にそうなりそう。
 
09月23日(金)

長唄三味線のお稽古。三回目。

 昨日三回目の長唄三味線のお稽古に行ってきた。
 「宵は待ち」の通し練習を5回ほどやった。お稽古場の雰囲気や三味線の違いなどからか、やはり自宅でやるよりうまくいかないものだと感じた。どうも先生の前では撥が空振りする確率が高い。勘所もいっそう狂う。
 今日得られた課題。
  • 右手を見て弾かない。見たときは糸に撥を当てにいってるので力強く打てていないと言われた。確かにそうだ。もう未来永劫見ません。
  • 打ったあとの撥を音緒側に引きすぎる。むしろ左に押し込む感じ。
  • 撥が空振りする。一発空振ると力が入ってもう二、三発空振る。おまけに勘所もより一層狂う。これが何よりも面白くない。これは弾いて慣れるより他ないな。
  • 2、3の勘所が下過ぎる。・・・2ですらうまくできない自分にげんなり。。。orz
  • 弾くテンポが速すぎる。この唄はもっとしっとりゆっくり。
  • 今日は膝ゴムを家に忘れた!先生のものを貸していただけたので事無きを得たが、全くどうかしている。気をつけよう。
 この曲のお稽古は次回で終わりで、その次からは「黒髪」「末広狩」と進んでいくとのお話だった。やりがい満点。しかしこうやって頭で曲を覚えて行きながらも、構えや撥の打ち方握り方など身体の芯に覚えさせることを間違いなく正しく覚えさせていこう。それから調子の狂いに敏感になっていこう。
 
09月21日(水)

三味線弾きまくり。

やさしく学べる三味線入門
 先週の金曜日に修理が終わった三味線を引き取ってきて、いよいよ自宅で好きなだけ練習できる環境が整った。素晴らしい。
 私の借りてる部屋は二階建ての二階の角部屋で、幸いにも隣は空き部屋なのである。夜中はさすがにしないが、パワーをセーブして忍び駒を付けて「宵は待ち」を弾きまくっている。とても楽しい。とりあえず譜面は頭に入った。ギターのクセも直ってきた。あとは4と6の勘所を掴むのと、撥の空振りをしないように右手の感覚を掴むことだな。左手はともかく、右手を馴らすにはあまりパワーをセーブして弾いてはいたくないのだけれど、まぁ仕方ない。
 ところで私は「やさしく学べる三味線入門」なる本を持っている。何ヶ月か前に、気持ちだけが先走ってまだ三味線を習い始めてもいないのに買ってしまった本である。先日引っ張り出して見てみると越後獅子の「さらしの合方」が文化譜+五線譜で載っていた。どれどれと早速弾いてみる。・・・無理!五線譜には「Allegretto」と書いてあるが「Largo」で何とか。越後獅子は私のiPodに三種類入っていてとてもよく聴くお気に入りの一曲なので、いつかこいつをバリッと「Presto」くらいで弾けるようになりたいものである。
 ちなみに写真の譜面を乗せているのは決して「アイロン台」ではありません。「見台」です。
お稽古席お稽古席

  • 速度標語と発想標語解説
    http://www.aidriver.jp/sha%20cons.htm
 
09月20日(火)

九月大歌舞伎<夜の部>を観る。

 歌舞伎座へ夜の部を見に行った。先々週の昼の部に続き今月は二回目。楽しみにしていたのはこの夜の部の「勧進帳」だった。取れていたチケットは二等席の一階で、舞台に向かって左側の花道が良く見えるところだったので、この日が来るのをチケットを取った先月からずーっと心待ちにしていた。
 一つ目の「平家蟹」は、源氏を深く怨む平家の官女が主役のちょっとおどろおどろしいお話で、期待していたよりずっと面白かった。今回はこの演目の初めての試みとして、幕が開く前にナレーション付きのスライドでこのお話の背景が解説された。主役の中村芝翫の工夫らしいが、これのおかげで話の内容がとても理解しやすくて良かった。幕が開いてから終わるまでけっこう真剣に見入った。
 三つ目の「忠臣連理の鉢植」は、正直言ってうーん、という感じ。単に私が見所を掴めていないかったり、役者の個性を分かっていないからなのだろうな。感想は割愛。
 やはり二つ目の「勧進帳」が面白かった。弁慶は吉右衛門で、富樫が富十郎。花道が見える席を取ったのは、弁慶が退場するときの大見得と飛六法をどうしても見たかったから。多くは語れないが素晴らしかった。どういう訳か、飛六法のところでは目頭が熱くなった。多分とても感動したんだと思う。きっと義経の無事を確認できてホッとする弁慶に共感したのと、見得と飛六法の迫力に心が動かされたんだな。見終わったばかりなのにもう一回見たいと思った。市川團十郎の弁慶もいつか見てみたいな。回復を心待ちにしています。
  • 歌舞伎座
    http://www.kabuki-za.co.jp/
 
09月19日(月)

日本舞踊を観に行く。花柳流「芳美会」

 日舞を習っていて、このブログを見に来てくれるぴのさんに「いい長唄が聴けるからぜひ」と誘っていただき、花柳流日本舞踊の「芳美会」という発表会を国立劇場大ホールへ見に行った。ぴのさん本当にありがとう。この日の長唄のタテ三味線は現十三世杵屋六三郎氏だった。
 会場は全席自由席だったので、私はステージ右端の最前列の席、ちょうど長唄出囃子の目の前に座り、プロの方々の三味線の構え方、撥の握り方、打つ角度などをじーっくりと観察した。見ているとやっぱり皆さんそれぞれなのだと判る。これは流派や先生や体格の違いなのだろうがとにかくまちまち。私も先生がよしとする範囲でいろいろと自分にしっくりくるポジションを探してみるとしよう。演奏者の方は、踊り手が花道のほうへ移動していても、なぜこの男はこっちばかりをじろじろと眺めておるのかと訝しげに思ったに違いない。実際何度か目が合ってしまった。それにしても「京鹿子娘道成寺」の合方を生で初めて聴くことができたが本当に素晴らしかった。シビれました。衣装替え中であったにも関わらず会場からは拍手が起こった。
 この日は花柳流の家元先生も特別出演する素晴らしい会だったと言うのに、長唄を楽しみに行くという私の心構えは不届き千万であったに違いないが、日本舞踊を目の前で見れたというのはもちろんのこと、清元、常磐津といった長唄以外の音楽も聴けてとてもいい経験になった。手土産までいただいてしまい大喜びで帰りました。次もこんな機会があればぜひとも行きたいと思います。
 
09月15日(木)

長唄三味線のお稽古。二回目。

 長唄三味線の二回目のお稽古に行った。
 実際に曲を稽古するのは今回が初めてだ。私の三味線は入院中なので弾く練習を家では全くできなかったが、二棹あったうちの壊れて弾けないほうの三味線で、前回教わった構え方や撥の打ち方は復習しておいた。お陰で今回はすぐに曲の練習を始めることができた。よし。
 まずは手本として「宵は待ち」を先生が唄いながら弾いてくれた。ななななんと素晴らしい唄声。いけないと思いながらもつい唄に聞き入ってしまった。続いて私のお稽古が、曲の頭からどんどん進んでいった。曲の1/4まで進んだところで今日は終わり。あっと言う間の集中した30分だった。しかし課題は山積み。
  • 右手はあまり問題にならなったが、やはり糸を押さえる位置の勘がまったく掴めない。これは練習を積んで慣れるより他ない。
  • 糸の押さえ方と指使いに、直さなきゃならないギターのクセがいくつかあった。今のうちに意識して直していこう。
  • 今日は爪を切り忘れた。これには参った。弾けないほどではなかったが稽古の間中気になって仕方が無かった。次回からは注意しよう。
  • 次回までにはこの「宵は待ち」を家でしこたま練習して、譜面を見ながらでも終わりまで弾けるようになってやろうと思う。家で自分で練習できることを貴重な先生とのお稽古の時間にやるのはもったいない。
 修理が終わった三味線を取りに行くのは明後日の朝。うーむ、待ちきれぬ。それにしてもこの湧き上がるやりがいはいったい何なんだろう。本当に楽しくて仕方が無い。
 
09月13日(火)

殊勲の普天王。秋場所三日目。

 まずは今場所六連覇の記録が懸かっている横綱朝青龍を初日に破った熊本出身の新小結普天王の殊勲を賞賛したい。素晴らしい!文句の付けようの無い相撲内容だった。久々に相撲ファンを明るくさせるいいネタだった。彼のブログはそんな相撲ファンたちの感動と賞賛のコメントに満ちている。
 しかしここには毎場所のように大関の不甲斐無さ、横綱の圧倒的な強さを語り続けてきたような気がする。もうそろそろこの流れが変わってもいいじゃないだろうかと思ってはいるのだが、今日三日目までの三大関ときたらもう目を覆う惨状だ。はっきり言って語るに忍びない。あちゃちゃちゃ~である。まさか私が見に行く千秋楽を前に大関全員休場なんてことはあるまい。それはだけは無いことを祈る。
 あ~、歓喜に満ちた明るい相撲の話題を書きたい。
  • 現役力士「普天王」どすこい大相撲日記(普天王のブログ)
    http://futenou.ameblo.jp/
    横綱に勝った初日の夜の彼の書き込みはなかなか面白い。「立ち合いでいきなり滑ってしまい危なかったです」なんてちょっと笑えますね。
 
09月10日(土)

長唄の演奏会「繭の会」に行く。

 今日、邦楽の友社からのメールマガジンの演奏会情報で第六十四回長唄「繭の会」なる演奏会があると知りふと行ってみた。メルマガにあった「今藤長十郎」の名を見て行ってみようという気になった次第だ。会場は芝公園横のabc会館ホール。これまでに私が行った演奏会は全てお浚い会だったので、今回がチケットを買って聴きに行った最初の長唄である。

 実はさっき調べてみて知ったのだが、今藤長十郎さんは今藤流の家元先生なのですね。しかも舞台の幕が開いて御本人を見るまで私はずーっと今藤長十郎は男性だと思っていた。そんなことも知らずに見に行っていたとはいやはやお恥ずかしい。さらにタテ鼓だったのは藤舎呂船氏で、この方も藤舎流の家元だとさっき知りました。かなりの豪華メンバーだったようで、観客の数がやけに多かったのもうなずけた。そして演奏会の内容は、顔ぶれに違わない素晴らしいものだった。

 この会で演奏されたのは、「汐汲」、「秋の色種」、「鏡獅子」の三曲だったが、家元が登場した最後の一曲がそれはそれは素晴らしかった。50分間という曲の長さを全く感じることなく、終始今藤長十郎氏の三味線に注目していた。うまくは言えないがとにかくすごかった。私の目には、この方の三味線の弾きっぷりはかなりワイルド系に写った。もう「どりゃりゃりゃーーーっ!」って感じ。横に並んだ他の四人の演奏者とは雰囲気が違ってた。いいものを見せてもらった。

 このフルバージョン(かな?)鏡獅子は本当にタフな曲に思えた。曲の長さも然ることながら、三味線は曲の途中に何度も調子を変えなきゃいけないようだし、とても速く弾かなきゃならないところも何箇所もあった。しかしこのときの五人の女性の息の合った演奏は本当に素晴らしく、聴いてて何度も鳥肌が立った。

 やはり音楽は生が一番だな。感じるところの多い演奏会だった。思い立って行ってみて良かった。いつかは自分も、と稽古の糧にもなった。ぜひまた行きたいと思う。

 
09月09日(金)

完全なる時差ボケ。

 今、私は完全な時差ボケだ。それも日本に居ながらして。今は夜の二時だけれどまったく眠くない。今日はこのまま夜まで起き続けて、日本時間に身体を慣らすつもりでいる。
 と言うのもここ10日ほど、仕事の都合でヨーロッパ時間での時差勤務をしていたからだ。具体的には「-7時間」の生活。日によるが出勤はだいたいお昼の14時。それから朝の5時頃までという感じ。今週などはもう寝ても起きてもいったい今が朝なのか昼なのか、腹が減っているのかどうなのかよく分からない生活である。アフター5ったって午前5時じゃあ誰も誘えやしないってものだ。火曜に長唄の初稽古という大イベントがあったが、止め立てするものは斬る!ってな勢いで職場から駕籠(タクシー)で稽古場に行き、その後また職場に戻って仕事を続けるというドタバタ劇だった。
 しかしそれも昨日まででカタが付き、今は晴れ晴れとした気持ちで週末を迎えられた。噂では来週ご褒美に会社が二日も平日に休みをくれるらしい。しかもそのあと三連休が二週も続く。そうだよな、このメリハリがなきゃいけねぇ。どこかで温泉でも行って身体を癒してくるかな。
 
09月08日(木)

三味線を修理に出す。

三味線1 長唄のお稽古が本格的に始まったので、お盆に実家から貰い受けてきた三味線を修理に出した。豪徳寺の「亀屋」という邦楽器屋さんに持ち込んだ。(Thanks to fuyusunさん)
 お店にはいろいろな三味線グッズがあり興味深かった。撥コーナーには20万円もするような象牙製のブルジョワ撥が置いてあった。いつかは手に入れたいものだ。
 お店の方に訳を話すと親切にいろいろと教えてくださった。この三味線は、やはり昭和初期の物で、素材も踏んだ通り紫檀だとのこと。私は気づかなかったが、この当時の三味線は同じ細棹でも今のよりもっと細いとのことで、お店の売り物と比べて見たがやはり細い。しかし修理すれば十分に使えるものだと言われた。修理費をその場で見積もっていただいたところ、皮の張替えの他、糸巻きの交換、反ってしまっている棹の修理などが必要と言われた。新品入門三味線を買うのとの同じくらいの費用になってしまったが迷わず修理を依頼した。仕上がりは少し急いでいただいて16日との事。
 15日の稽古では、先生のお手本を録音できる。16日には三味線が上がる。楽譜も入手した。これで17日からの三連休は明けても暮れても三味線の練習だな。
 
09月07日(水)

長唄の初稽古。

 待ちに待って待ち倒した長唄のお稽古がいよいよ始まった。
 初のお稽古に行ってきた感想・・・「素晴らしい」の一言に尽きる。何が素晴らしいかって、自分がこの先ずっと情熱を注ぎ続けるに足るものが見つかったと思えたことがである。そして、それを自分にとっては雲の上の存在とも言える先生に習うことができるというこの無上の幸せがである。「逆立ちだ」と先生が言われたら私は迷わず逆立ちをする。

 さて、まずは三味線の調子の合わせ方を習った。これは以前に行ったカルチャースクールではまだ習わなかったことだった。調子を合わせるときの三味線や糸巻きの持ち方から、糸の弾き方からまでを「最初が肝心なんだよ」と懇切丁寧に教えていただいた。続いて、三味線の構え方、撥の打ち方を習った。やはりこのあたりはゴルフと同様、ひとたび型が付くとなかなかそれを崩すことが難しい。忠実に身体に覚えさせていかねば。続いてバチの打ち方を習った。3回目にしちゃスジが良いとお褒めに預かる。この日はこれまで。

 次回の稽古は15日。楽しみだ。いいねぇ、こういう楽しみなことがある毎日ってのは。仕事にも身が入るってものである。しかし時間とお金は限られている。今や長唄が私のなかでもっとも優先度の高いタスクとなったので、他の趣味は省エネで行かねばならない。とりわけビリヤードはしばし休業とするか。

 稽古の終わりに、最初に覚えていく曲は「宵は待ち」に決まった。入門曲の定番のようだ。しかし、こうやって何か課題を出されることが私は本当に好きらしい。うれしくてたまらない。私の今の英会話の先生マイケル・ワッツもくどい程に言うが、とにかく繰り返すことが大事だと思う。聴きまくって弾きまくる。寝言で口三味線が出るほどにならねばな。
 
09月05日(月)

九月大歌舞伎<昼の部>を観る。

 行ってきた。何だかんだと言ってもこれは私にとってまだ二回目の歌舞伎である。それでも右も左も分からないで観に行った前回よりは予備知識が多少増えた分だけ楽しめた。感じたことをいろいろ書いてみる。
九月大歌舞伎<昼の部>
 最初は「正札附根元草摺」というお話。まず幕が開き、舞台にずらっと並んだ長唄の出囃子が演奏を始めたときは何とも言えず心が躍った。素晴らしい。橋之助と魁春の舞も良かったが、どうしても長唄囃子連中にちらちら目が行った。
 二つ目は「菅原伝授手習鑑」。登場人物が多い上に人間関係が複雑なお話だった。パンフレットを買っておいて良かった。松王丸と梅王丸の二人が「おめーが悪い」「いーや悪いのはおめーだ」と兄弟喧嘩をするシーンがとても歌舞伎っぽい感じがして面白かった。
 三つ目は「豊後道成寺」。唄の内容はCDで聴きている長唄の「京鹿子娘道成寺」と同じだった。清元と長唄の違いに注目していたのだけれど、唄の雰囲気が違う感じがした。歌詞を伸ばしたときのビブラートの波長が特に。でもこれは清元・長唄じゃなくて個人のやり方の違いなのか。うーん、そもそも語りなのだから「唄」って考えがそもそも間違いなのかな。細かいことでは、清元の唄方さんは唄の間にずずずずっと何か(お茶?)を飲んでおられたのが印象的。でもこの曲に関しては、今の私には二つの大きな違いはあまり感じなかった。ええ、もちろん雀右衛門の舞いもちゃんと見ておりました。
 四つ目の「東海道中膝栗毛」は、サプライズ的な面白さを損なうので語らないでおく。最後の幕は少しやり過ぎの感があったが、全体的に面白おかしかった。
 一つ何より驚いたのは「菅原伝授手習鑑」の途中、梅王丸が米俵でサクラの枝を折るシーンに「デジャブ」が起こったことである。以前ある人に、私の前世は江戸時代の江戸に深い縁がある人で、今回私が偶然にも東京へ引っ越してきたのも江戸を懐かしむ気持ちがあったからだ、と言われたことがある。もしかして前世に同じ舞台を見ていた記憶が残っていたのかも。だから長唄に興味を持ったのかも。
 夜の部も早く観たい。
 
09月03日(土)

日曜日は歌舞伎の日。

 もともと今月観に行くつもりだったのは夜の部で、18日のチケットを押さえてあるのだが、あさって日曜に昼の部を観に行くことに今決めた。珍しく日曜は出勤になりそうだったがそれが急に無くなり、それならばと思ったのである。前売りチケットもまだ買えるみたいだ。
 「東海道中膝栗毛」に先のNHKの番組で見た中村富十郎が出るようだ。これは楽しみ。「豊後道成寺」は長唄かと思ったら清元とある。この「清元」を聴くのも初めてだ。長唄にも何某道成寺という曲がたくさんあり、いくつかは私もCDで聴きまくって知っているので、この清元の道成寺を聴くのもこれまた楽しみ。でも唄・三味線ばかりに注目していないで、ちゃんと雀右衛門の舞もじっくり見よう。
 今週は会社でブルーな週末を過ごすのかと思っていたが、俄然楽しみになってきた。歌舞伎・長唄・大相撲。この九月は日本文化漬けである。素晴らしい。
 
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