Translation
プロフィール

たか

  • 生年月日:1976/8/5
  • 仕事:研究開発
  • 座右の銘:思い立ったが吉日

カレンダー
プルダウン 降順 昇順 年別

09月 | 2005年10月 | 11月
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -



10月30日(日)

日本舞踊を観に行く。坂東流「つぼみ会」

 坂東三津五郎丈が家元の坂東流日本舞踊「つぼみ会」を見に行った。場所は国立劇場小ホール。日舞を見に行くのは前回の花柳流に続いて二回目。今回の長唄は16番。お師匠がタテ唄だった。

 今回改めて思ったが、日舞の舞台というのはプロの長唄を生でたくさん聴けて良い。CDばかりをずーっと聴いていると、自分にとってのその曲のスタンダードがそのCDになってしまうよう気がするので、こうやっていろいろな方々の演奏・唄を生で聴く機会は大切だと感じる。また長唄を聴きつつ舞踊の舞台を目で見ておけば、いつかその曲を練習するときに曲の雰囲気とか情景を思い浮かべるのに役に立ちそうな気がする。

 ところで三味線への熱はまったく冷めていないのだが、実はここ最近唄への興味もかなり沸いてきた。特に今日は唄方それぞれの声色や唄い方に注目して聞いていた。お師匠も言うが、唄には向き不向きがある。一曲やってみて自分が唄に向いているのか無いのかそれをちょっと知ってみたくなってきた。もしかしたら今の「末広狩」が上がったら一曲を唄を習うことにするかも知れない。

 
10月26日(水)

「岐阜」というお店。

 銀座にある「岐阜」という居酒屋に行ってみた。もちろん私が岐阜出身だからである。果たしてここはどんな岐阜でもって私を楽しませてくれるのだろうと少なからぬ期待をしてお店に行った。
 入ってみるととてもこじんまりとしたお店で、雰囲気は普通の居酒屋と同じ。しかしちゃんとしたメニューというものが無かった。お店の方は「お任せくださればお一人7000円からでいろいろお料理をお出ししますが」と言う。さすがは非庶民の街銀座である。動揺したが「では適当に三品ほど出してください」と頼み、ビールを貰う。
 あまりに面食らってこの店に来た目的を忘れかけたが、ここは岐阜なのだ。しかし店内に岐阜っぽいものを探すが全く目に付かない。棚の日本酒のラベルにも地元で見たようなものはない。おかしい。ふと店の名前を見ると「季節料理 ふぐ料理 岐阜」とある。・・・ふぐ!?ふぐと岐阜ほど釣り合わない組み合わせもない。何しろ岐阜には海など無いのである。鮎料理なら判る。何だか面倒になりお店の方に「どうして店の名前が岐阜なのか」と聞いてみた。
 「先代の板前が岐阜にゆかりのある人でそう名付けたからです。今の板前は岐阜ではないが、お店の名前をそのまま引き継いだのです」といった具合。自分が岐阜出身だと告げると「それは申し訳ないです。うちは岐阜の料理を出すお店じゃないんです」と謝られたうえに「岐阜は何が有名なんですかねぇ?」などと聞いてくる。もうあべこべである。「和牛です」と教えてあげると店員は「なるほど。だからたまにお客さんが“あれ、肉は出ないの?”なんて言うんですねぇ」とコロコロと笑っていた。
 結論は、このお店のほうに悪気は全くないようだが、地元を離れて東京に来ている岐阜県人が「岐阜」という看板に期待するものがそこには何一つないということです。それでも店員の態度はとてもやさしく申し分無いし、料理の味は本当においしかったので、オススメしなくもありません。ただし値段は非庶民的です。

長良川・金華山・岐阜城
長良川・金華山・岐阜城/岐阜市
 
10月22日(土)

今藤長十郎「三味線の宴」

 第十二回 今藤長十郎「三味線の宴 ~平家物語の夕べ~」というリサイタルを聴きに行った。場所は渋谷の白寿ホール。実は私のお師匠が二曲を唄うということしか知らないで聴きに行ったのだが、内容はとても興味深くて面白かった。この三味線の宴は、先々月に「繭の会」で拝見した今藤長十郎氏が継続的に行っているリサイタルのようだった。
 大きく分けて二部構成だったこの日の前半は「平家物語の夕べ」と題打たれ、平家物語から「平 重衡」に関する長唄が一曲(海道下)と、歌舞伎役者 片岡愛之助氏による「語り」が二章(重衡生捕・重衡斬被)という内容。“語り”というのを聴いたのは今回が初めて。 私が平家物語に疎いせいでこの語りの内容をしっかりと理解できなかったことは悔やまれたが、それでも朗読される物語が古文をまともに学習したことが無い私の耳にも思ったより入ってきたということに驚いた。これは片岡愛之助丈の語りの上手さと、笛と太鼓による囃子の効果音があってのことなのだろうと思う。これはなかなか面白くていい経験になった。長唄「海道下」は、この現世今藤長十郎氏が作曲した唄とのことだった。三味線の見所がたっぷりある唄で、目にも留まらぬ撥捌きにこの方のすごさをまたしても目の当たりにすることになった。お師匠がタテ唄で、何とも素晴らしい一曲でした。
 後半は、長唄「船弁慶」を一曲。こちらも源平のお話。タテ唄は杵屋禄三氏。以前、花柳流日舞の舞台を見に行ったときにやはりタテで唄っておられたのを思い出した。今回改めて聴いてみて思ったが、この杵屋禄三氏の声は私好みでとても良かったです。そしてワキがお師匠で、これまた何とも豪華で素晴らしい一曲でした。
 今回この会に行ってみて思ったのは、鎌倉時代のことをもっと知ってもいいなということ。知っていれば今回の会ももっと楽しかったはずだし、そもそも長唄にも鎌倉時代の唄が少なくないようでもある。幕末ブームの次は鎌倉ブームだな。別にNHKの大河を一年遅れで追っている訳ではないが。
 
10月16日(日)

芸術祭十月大歌舞伎<昼の部>

CA250136.jpg 予定が空いたので思い立って行ってきた。幕見に並ぼうと早起きして一時間前に行ったがこれは早すぎだった。しかも発売10分前に「3B席が若干空いておりますが・・・」と言われ、結局そちらを購入することになった。何はともあれ見ることができてよかった。
 演目は次の2つ。
  • 廓三番叟
  • 加賀見山旧錦絵
 「廓三番叟」では、煌びやかな舞踊をちらちら見つつも終始双眼鏡で長唄の出囃子の三味線奏者の撥捌きに注目していた。いろいろと参考になった。特に糸を打ち終わった後の撥の動きと、曲調が速いときと遅いときの撥を下ろす速さ。

 次の「加賀見山旧錦絵」だが、これは本当に面白かった。四幕あるとても長いお話で、内容は女版の忠臣蔵といった感じ。権力者である意地悪なお局のイジメを受けて自分のご主人様が自害に追いやられてしまったので、そのお局を討って主人の仇を取るという忠義の召使いの話。
 私は玉三郎演じる「尾上(ご主人様)」と、菊之助演じる召使い「お初」に心の底から理屈抜きに感動した。まさか歌舞伎で感動の涙を流すことになろうとは思いもよらなかった。この二人の演技は素晴らしかった。そしてなんていい話なんだろう。これが泣かずにおれようか。忠臣蔵が好きな方にぜひオススメします。一幕見券ならこのお話全部見てたったの1900円ですよ。下手な映画よりこっちですな。ハンカチと双眼鏡を忘れず持っていって下さい。
 
10月14日(金)

しばらくぶり。

 さて、珍しいほどにしばらく書いてなかったが、私はいたって健康であります。ひとたびPCの前に座ってしまうと知らぬ間に時間が経っていくのでちょいと自制していた。13日の木曜日にお稽古があり、そのときに何とか「黒髪」をきっちり終わらせられるようここしばらくの間、寝るまでの時間を練習に充てていた。
 その甲斐あってか、次回からは「末広狩」をやっていくことになった。しかし個人的にはやや不本意。本当は黒髪をもっときちんと弾けるようになっていたかった。これはきっちりお浚いをしていかねばならん。次の末広狩はテンポが良くて楽しそうな唄だ。やや長くて、譜面は黒髪の倍以上はある。暗譜が大変そうだがとてもやりがいを感じる。楽しんでやっていこう。


 
10月08日(土)

果し合い

 駅での出来事。
 年格好が私に近い感じの男性がひとり私に向かってツツツっ歩いてきた。私の真正面で足を止めこちらをじっと見ている。私も「ん?(何だこの野郎)」という感じで負けじと彼に視線を投げ返した。すると彼は意を決したように私に一言、

「シャツが裏返しですよ。」
「シャツが裏返しですよ。」
「シャツが裏返しですよ。」

 果し合いに例えるなら、まさに居合い斬りの一太刀。私は彼にバッサリ一刀両断されたのである。血に染まりしは私の頬。去っていく彼にかろうじて私が言えたのは「親切にありがとうございます」の一言だった・・・。そして手に持っていたジャケットを慌てて着てそそくさとトイレに向かった。「穴があったら入りたい」を絵に描いたような場面でした。
 私も普段からその手のことは気付いたときにその人になるべく言うようにしている。そして自分のそういうことも他人に言ってもらいたいと思っている。でもこういうのはとても勇気が要ることなので、今回の彼の果敢な発言に心から感謝します。本当にありがとう。
 
10月06日(木)

CEATEC2005@幕張メッセを見に行く

 あまり仕事のことをここには書かないがこれは一応仕事。幕張メッセで開催中のCEATEC2005という展示会を見に行った。通信・情報・映像に関するあらゆるモノ・技術などが展示される大きな展示会だ。仕事としては新技術や他社動向などの調査だが、まぁその内容はさておいて、個人的関心からこれは面白いと思ったものがいくつかあった。その中からひとつだけをここに書く。

 BOSEの「クワイアットコンフォート2」という製品。ヘッドホンひとつにここまで驚いたのは初めて。「アコースティック・ノイズキャンセリング・ヘッドホン」と言うものらしい。何でもこいつは外部の騒音に対してそれと逆位相の音?をヘッドホン内に流すことで、装着者に外部の騒音をほとんど感じさせないのだと言う。どれどれと試してみて私は本当に驚いた。展示会の会場は本当に騒がしいのだが、このヘッドホンを付けてその機能をオンにした瞬間スーッと静けさが訪れた。まったくの静寂ではないがほとんど周りの騒音は気にならなくなった。これはすごい。感動しました。使ってみて私はこれが本当に欲しくなったのだが、さすがにとてもいいお値段であります。しかし別にこれで音楽を聴かなくても、うるさいところで勉強や読書に集中したいときなどにかなり効果的だと思った。受験勉強中のお子さんに一つ買ってやるといいかも知れません。Sonyブース これはソニーのブース

 
10月03日(月)

長唄三味線のお稽古。四回目。

 四回目のお稽。
 今日で最初の曲「宵は待ち」が上がる、、、と思っていたら先生の中では前回ですでに上がっていて、今日はもう「黒髪」だった。しかもあと少しでこれも上がりそうだった。私は今日に向けて「宵は待ち」を散々弾きまくっていて当の「黒髪」をあまり練習していなかったのが悔やまれる。あ~惜しいことをした。ということで次回までに「黒髪」をきちんと上がれるようにしておこう。
 しかし曲は進んだものの、今日は前回以上にたくさんの指摘を受けてややヘコみぎみ。先生いわく「君は自分で練習を重ねたことで、自分が弾きやすいようにいろいろ進化した。それは結構なことなのだが、良かったフォームが崩れてしまった。」とのこと。
  • 構えた三味線が立ちすぎている。棹に張った勘所紙を見て弾いたことの弊害と思われる。いかんいかん、もう取っちまおう。
  • 三味線が身体に近すぎる。これも練習のときに糸を押さえた右手を前から覗き込むように見ながら弾いてしまったことの弊害かな。もう見ません。
  • 撥の打つ位置が胴の中央過ぎるし、やはりまだ打った後の撥を右に引いてしまっている。これは一番まずいクセだな。棹を立ててしまったことで、特に3の糸を打つ位置がさらに右に移動してしまったみたいだ。これは意識的に集中して直そう。
  • 撥の先を持ちすぎている。親指が撥の先に近いほうがあたりやすそうと右手が勝手に判断したらしい。
  • 4以上の勘所がとてもずれる。・・・練習あるのみ。
  • 撥を打つ力が強すぎる。とくにこの唄はその7割で十分。
  • 打つ撥に親指で圧力をかけすぎている。もっと弾むように。
 おそらく自宅での練習で、音を譜面どおりに出すことばかりに気を取られたことがいちばんの問題だと見る。以後、妙なクセを発達させないように練習の初めにまず、正しい構え、撥捌きをきっっっちり確認してから曲の練習に入ることにする。
 「黒髪」の次が「末広狩」であることは知らされていたが、それ以降「花見踊」、「越後獅子」と進んでいくことが分かった。うーむ、越後獅子は楽しみだ。私のiPodには演奏者が異なる3種類の越後獅子が入っていて、もっとも聴き馴染んだお気に入りの曲のひとつ。願ったり叶ったり。早くそこまで辿りつきたい。ますますやる気に火が付いた次第である。
 
10月01日(土)

横濱ジャズプロムナード2005 コンペ本選を見る

横濱ジャズプロムナード2005
 「横濱ジャズプロムナード2005」というイベントの一環で行われたジャズ・コンペティション本選を観にみなとみらいの赤レンガへ出かけた。私にジャズの良さを教えてくれたボーカリストのYさんのデュオがこのコンペティションの予選に通過し、今日の本選に出場できる5グループに選ばれたというのである(すごい!)。
 残念ながらグランプリは他のグループだったけれど、本当に素敵な歌声でギターのJさんとの息もぴったり、良かったです。今日の一曲目だった「I got rhythm」をYさんはよく歌うが、私はこの歌好きです。聴くといつもしばらく頭を離れずつい口ずさんでしまう。
 この日の5グループの演奏を見ていて思ったこと。
  • ウッドベースにはフレットが無いので、習い初めの人は勘所を覚えるのが大変そうだ。
  • ウッドベースの演奏者が、三味線でやるのと全く同じように弦を押さえた左手の指を動かしてビブラートを作っているのを見て、なんだか不思議な感じがした。歌でも楽器でもそうだが、どうしてジャズも長唄もビブラートをやるんだろう?まさか長唄とジャズの間に歴史的に交流が過去にあって、どちらかがやっていたビブラートが他方に伝播したってことはあるまい。やはりビブラートが耳に心地よいと人間は本能的に知っていて、音楽となればみんな無意識にビブラートを作ってしまうのだろうか。うーん、不思議なやつだ。
  • 出場者の一人が手を怪我して参加できなかったらしい。確かに楽器を演奏する者にとって手の怪我は一大事だ。それまで深く考えたことは無かったが、私も手を怪我したら大好きな三味線を弾けなくなってしまうのだとこのとき自覚した。気をつけねばならん。包丁は1ヶ月に1回程しか握らないが、細心の注意を払って扱おう。閉じそうなエレベータのドアに手を突っ込んで開けたりするのももうよそう。
  • 書いてて自分で思うが、今はジャズを聴いても発想が全て三味線の方を向くようだ。
 近頃聴くのはめっきり長唄ばかりになっていたが、やっぱりジャズもいいもんだ。たまには違う音楽も聴いて耳を耕さないといけないな。