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プロフィール

たか

  • 生年月日:1976/8/5
  • 仕事:研究開発
  • 座右の銘:思い立ったが吉日

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12月18日(日)

撥は木か、プラスチックか。

bachis.jpg
 長唄三味線の練習用(と言っても本番用はまだ無い)の撥として、私は木製のもの(写真左)を使ってきた。最初に手に入れることになったのがそれだったというだけで、木にこだわった訳ではない。特に不満も無かったのでこれまでその撥以外で糸を打ったことは無かったのだが、先日ふとしたことからプラスチック製の撥(写真右)を手に入れた。さてさてと思い早速弾いてみたところ、木とプラスチックには意外に大きな差があることに驚いた。
 まず音が違う。糸を打ったときの音が、木よりプラのほうがより撥全体に響いて大きな音が鳴る感じがする。また撥が撥皮に当たったときの“パチーン”という音が木よりプラの方がずっと大きくて高い。良し悪しはともかく、プラの音のほうが好きかも知れない。
 次に打ち心地が違う。これは、振り下ろした撥が糸に触れてから糸を弾いて撥皮に当たるまでの間の、その撥と糸の滑り具合の違いから来るもののようだ。木よりプラのほうがよく滑る(摩擦係数が低い)ので、軽い力で糸を弾くことができる。おそらく撥が撥皮を叩く音がプラの方が大きいというのもこの摩擦係数の違いに起因していると見える。糸を弾き終った瞬間、撥に残された撥皮までのストロークが、糸がよく滑るプラの方がより長く残されることに加えて、摩擦の低さによって撥を打つ力がより失われないで撥皮を叩くことができているようだ。

 木もプラも、値段はさして変わらない。木は磨耗するが、プラはさほどでもないようだ。本番に象牙を使うのだとすれば、木よりプラの方が象牙の感覚には近そうな感じ。こうして考えてみると「じゃ木撥のメリットって何?」ってことになってくる。自然素材が手に優しい・・・かな。

 と思い、いろいろ検索してみたらこんなサイトが見つかった。
 http://www.tokyochuo.net/issue/traditional/2004/04/
 このお店の店主がおっしゃるように「絹の糸と木撥」と使うと本来のいい音がするのだろうか。絹の糸はやはり使ったことはない。何にせよ、この木撥はやはり「伝統工芸品」のひとつと言えるようで、日本文化を愛する者ならば、ここは「石油からほいほいと量産されるプラスチック製などを使ってちゃいかん」と思わねばならんところなのだろうか。
 うーむ、悩ましい。どっちを使っていこう。木かプラスチックか・・・。
 

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Comment


    
 

はじめまして。

私も最近三味線に興味を持ち、習いたいと思っている者です。TAKAさんの三味線に関するブログは、熱意と探究心にあふれていて、いつもとても楽しみに読んでいます。

確かに、プラ撥の方が質感は象牙に似ている気がしますね。私は木撥しか持っていませんが、プロの方は撥の種類を使い分けているのでしょうか?気になります。

 

nanoさん、こちらこそ初めまして。書き込みありがとう。
熱意と探究心は確かに溢れていると自分でも思います(笑)。長唄が楽しくてたまらないんです。
私のお師匠がお稽古中に使っているのは象牙のようでした。長唄ならば、他のプロの方も象牙を使っておられるのではないかと勝手に想像しています。
また遊びにきてください。nanoさんのブログの更新も楽しみにしています。

 

こんにちわ

いつもブログ拝見させて頂いてますkameです。私もずっと三味線がやりたくて8月より習い始めました。私も撥は木撥を使ってます。象牙は高値で買えないので似たものをと三味線屋さんに相談したら、「プラスチっクはやわらかすぎてペシャペシャした音になるから」と薦められた白象撥という象牙の粉を練りこんだプラスチック製のものを買ってみましたが、やはり柔らかくて慣れた木撥のほうがいい音のように感じます。  ちなみにうちの師匠もお稽古中も象牙撥を使っております。なかなか上達しない亀の歩みのkameです、これからも楽しみに読ませて頂きます。

 

ありがとうございます。

ぜひまた寄らせていただきます。
長唄が楽しくてたまらない、私もそう言えるようになれたらいいな。

あと、もしよろしかったら、私のブログからリンクさせてください。

 

>kameさん
初めまして。「白象撥」というのは初めて聞きました。いろいろあるのですね。
プラスチックはペシャペシャした音、ですか。私は小さい音で弾こうと、ペシャペシャ鳴るほど力を入れて弾いていないということなのかも知れませんな。
いずれにしても象牙の撥を手に入れてしまいたいものです。
ぜひまた見に来てください。

>nanoさん
リンクしていただけるとはうれしいです。大歓迎ですよ。
三味線もブログも楽しくやっていきましょう。

 

TAKAさん、ありがとうございました。
お言葉に甘えてリンクさせていただきます。

 
 
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